2016年 秋号

 

 

地下室に閉じ込められて

  ゐる海月

 

   水音

 

 

海月はきっと外の海で泳ぎたい。

 

いえ漂っていたいだけ。

 

 

 

 

 

ふらふらと視界横切る

  揚羽蝶

 

   風里

 

 

 この絵、私気に入っているのですが。

 

 なんとなく、風里さんに似ているような。

 

 

 

クライミングローズ空が

  欲しくて登る

 

   のばら

 

 

 一度クライミングローズと

 

 話がしてみたいですね。

 

 何故クライミングなのか?

 

 

 

 

 

 とんぼ生る翅かわくまで

   風を聴き

 

    ひろ

 

 

 トンボって詩人なのですね。

 

 風を聴くのですよ。

 

 今度トンボを見たら、見え方が変わるかな?

 

 

父の日の仏壇に置く

  オムライス

 

   季湖

 

お父さんの好物のオムライス。

 

食べてくれるかな?

 

 

 

 豆むけばひよいひよいと

   歌うやう

 

    えつこ

 

 

 

  歌いすぎて、ハガキが動いたかな?

 

  どんな歌歌っているのかな。

 

 

 

 蜘蛛の囲を今日も崩して

   無風なり

 

    恵美子

 

 

 

  私も見つけたら崩します。

 

  折角作ったのにごめんねと言いながら。

 

 

 

 

  仏桑花ピーカンの日の

   真ん中に

 

    みのり

 

 

 

 

  ピーカンの空は、もっと青かったですね。

 

  ピーカンの青はなかなかでない。

 

 

 

ひんやりと緑の息を

  吐く金魚

 

   あきこ

 

 

 

 リオのプールが緑色になったのは、

 

 金魚のせいだったのだ。

 

 

 

  ご一緒に倶利伽羅紋紋

   びわタルト

 

    響子

 

 

  前も響子さんに背中のハガキ

 

  送ったような。

  

  響子さんって、背中美人?

  

 

カフネ

 

素敵な言葉

 

 

日常に転がっている素敵な話を

 

文章にするのは大変だと思う。

 

 

 

 白い少女は、

 

 少しの間おやすみです。

 

 待っているよ。